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久しぶりに池袋のジュンク堂に行って本を物色して見つけた本が、「脳単(のうたん)」。脳に関する単語集だから脳単。これがすごい。なんか宣伝みたいだな。
脳は、しわのひとつひとつ、カケラのひとつひとつにいたるまで名前が付いています。やっかいなことには、それらの名前に対してラテン語・ギリシア語由来のムズカシ系の英語名が付いています。で、例えば英語で論文を読んだりするたびに、それらの名前を、えーっと日本語でなんだったっけな、場所で言うとどこだったっけな、と思い返したり調べなおす必要があるのです。 これはけっこう厄介で、特に、医学出身でないがために、解剖学の授業などを受けたことがない(僕のような)人にとっては、絶望的な壁となって立ちはだかります。いちいちおぼえらんないよ、ってことで、日本語名をあきらめて、わりきって英語名だけを覚える人もまわりにはけっこう多いようです。 ところが、この「脳単」は、脳のすごくわかりやすい断面図のイラストとともに、それぞれの部位の日本語・英語の名称、さらには英語の名称の由来までかいてあるのです。これは凄い。 例えば、大脳の横にあるでっかい皺をぐっと広げると、「島(とう)」と呼ばれる部分が奥にあります。この「島」は、英語でインシュラと呼ばれるのですが、脳単をみると: 「インシュラはラテン語で島(しま)を意味する」と書いてある。 更には、 「半島を意味する英単語ペニンシュラも、これに由来する」、なんて書いてある。 万事この調子なので、すごく覚えやすいのです。難を言えば、ちょっと誤植がおおいようなので、出版社のホームページから正誤表をダウンロード(A4で2ページ)する必要があります。 本屋さん関係の方、もし見てたら。この本は、医療関係の棚のほかに、自然科学・認知科学あたりの棚に置くとよく売れますよ。
by oreinUK
| 2005-10-19 16:17
| 本
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