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ロサンゼルスの旅の続きを書こうとおもっていたのだけど、予定を変更。続きはまた今度書きます。ユージンに戻ってきて火曜日の今日、メイシオ・パーカーを見てきました。
メイシオ・パーカーっていうのは、”メイショウパーカー”という競走馬の名前だというのは嘘で、ジェームズ・ブラウンのバンドでサックスを吹いていた人です。JBsをやめたあとはブーツィーコリンズといっしょにやったりだとか、まあ簡単にいうとファンクの生き字引のような人であると思われます。 ユージンにはしばしばジャズ界の大物がやってきます。今年の1月から僕がしっているだけでも、チック・コリアとウィントン・マルサリスが来ています(2回とも行けなかった)。小さな町の割にはなかなかよい。今日のメイシオのコンサートは400人くらいが入るボロボロのコンサート・ホールで当日券25ドルです。日本でやるとしたら、ブルーノートで最低でも6000円くらいしてしまうのかと思うと笑いが止まりません。 地元のフュージョン・バンドの前座のあと、メイシオ・パーカーの登場です。 ギターとベースとドラムが静かにリズムを刻み始めた瞬間に、あっ、こりゃすごいな、というのを感じました。前座のバンドも悪くなかったけど、やっぱ本物は全然違う。音の一つ一つがピシピシと気持ちいいタイミングで入ってくるのがわかるのです。男女のコーラス、キーボード、トロンボーンとトランペットに引き続き、舞台の袖からメイシオが出てきて最初の音を吹いた時には、会場は大興奮です。 最初はおとなしく座っていた観客も、ふらふら踊っていた一部の変な人に引き寄せられるようにして少しずつ立ち上がり、10分くらいの長尺の1曲目が終わるころにはステージと最前列の座席のあいだの5×15メートルほどの空間に人が集まって完全にダンスフロアー状態です。ひょろろろろろろとかいう奇声をあげるやつがいるのもすごいけど、いちいち驚いてられません。酔拳みたいな踊りで周りとゴツゴツぶつかる白髪のおっさんがいたり、ステージに呼ばれてノリノリの踊りをしたあとにちゃっかりメイシオと握手して帰る日本人がいたり(←僕じゃないよ)、こりゃもう、踊らにゃそんそん状態だ。 メイシオ・パーカーは、シンプルなファンクのメロディを、ぶっとい音で演奏します。気持ちいい。シンプルなことを完璧に、そして自信満々にやるというのが、一流の人なのです。その点、トロンボーンのお兄ちゃんは若さもあって、いろいろやろうとしてうまくできていなかった感じです。メイシオとギター、ベース、キーボードとの絡みは非常に気持ちいい。半分くらいの曲ではJB風にボーカルをやっていましたがこれもなかなかよい。3時間弱のあいだ、ぶっとおしの演奏でした。すごい。疲れた。
by oreinUK
| 2006-11-22 17:38
| 音楽、映画とか
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