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先々週に両親が遊びに来た時に話したこと。母の実家(つまり、僕の亡くなった祖父母の家)は新聞の販売店を営んでおり、今は僕の叔父さんが跡をついでいます。親戚の話をしているときに、新聞屋(新聞の宅配という商売)はどうなるか、と言う話になりました。
僕の考えでは、新聞の宅配というシステムはあと10年もつかどうかだと思います。すでに、都市部の若い世代では、新聞を宅配で購読せずにインターネットで情報収集し、興味のある記事がある日だけ駅やコンビニで買う、といったスタイルが定着しています。月単位で契約をしても、新聞はあまり安くならない、という価格形態の特殊性と、情報が入手しやすくなった現代の環境を考えると、このスタイルは今後、どんどん広がっていくように思います。数年前に東京の産経新聞が夕刊を廃止したのも、基本的にはこの流れにあると考えられます。 いや、とはいっても、新聞を出勤前に自宅で読む、ということが大事なんだ、というスタンスの人に対してさえも、すでに宅配は不要だと言えます。パスワード入力でネットから新聞を毎朝ダウンロードする、というシステムを構築するのは、僕のような素人が考えても技術的にまったく難しくありません。オートロック式のマンションなどで、新聞屋さんが1階にしか配達できないところは多いと思うのですが、そういう住環境に住む人にとって、新聞が自宅のプリンターからプリントアウトされる、というのは悪くないと思います。プリンタのインクの補充に悩まされそうですが。 しかし、宅配というシステムがなくなっても、ニュースの伝達に対して課金するという、新聞の媒体自体は生き残ると思います。 また、販売店の持つネットワークも何らかの形で受け継がれていくのではないかと思います。本社のトラックから新聞を受け取り、チラシを折り込んだ上で1軒ずつ宅配するという作業を2-3時間でやってしまう、洗練されつくされたサービスは、きっと新聞以外のサービスに転用できるでしょう。ただし、「ネットワーク」というキーワードから真っ先に思いつく宅配便やコンビニは、既に飽和気味なので、新聞屋がどんなビジネスに今後手を出していくか、という問題はなかなか難しいかもしれません。郵政民営化したら新聞屋が郵便配達する、というのもあるかも。
by oreinUK
| 2005-07-07 09:26
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