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本屋で買った、魚住昭著「野中広務・差別と権力」を読了。男っぽいエピソードがてんこもり。以下、田口トモロヲのナレーションでお楽しみください。
1.殴っていいぞ 剣道部に所属していた旧制中学時代のヒロム少年。大会を前にさぼりまくる後輩の3年生たちにブチきれ、しばきまくった後に一言。 「お前ら、今度の大会で優勝したら、俺を殴っていいぞ」 奮起した後輩たちは猛練習に励み、見事、団体戦の3年生の部で優勝。よかったよかった、と我がことのように喜ぶヒロム先輩に対して、約束どおりぶん殴ろうという後輩はいなかったそうな。 2.男だったら 中学を卒業して鉄道局に就職したヒロム青年。飲み会の帰りにしつこい客引きにつかまり、同僚と二人で、(ちょっとえっちな)女の人のところにいくことに。ところが、待っていたのは、戦災で顔がやけただれた女の人。びびって逃げようとする同僚を一喝。 「顔見て帰るのは、男やないで」 しきりに帰りたがる同僚を尻目に、その女性の身の上話を親身になって聞き、帰りにお小遣いをそっと握らせたそうな。 3.今度来る時は 鉄道局をやめ、若くして京都府園部町の町議会議員になったヒロム氏。同僚議員たちと上京し、国会議事堂の前で記念写真を撮影した後にこうつぶやいた。 「必ず国会議員になってここに帰ってくる」 その写真を財布に入れて肌身離さず持ち歩き、20年以上かけて、町長、府議会議員、副知事とステップアップして、見事約束を果たしたそうな。
by oreinUK
| 2005-10-01 00:57
| 本
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