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前回のエントリーとコメントのやりとりにからんで、前からなんとなく考えていたことを。
シソーラス、あるいは類語辞典、というのは日本ではそれほどメジャーな存在ではありません。ためしに同僚に聞いてみたら、こちらの大学では、ほぼ全ての学生が自分のシソーラスを持っていて、レポートを書くときに使うのだそうです。日本で、「マイ類語辞典」を持ってる学生ってそんなにいませんよね? 日本とアメリカの違いは、「いかによい文章を書くか」ということに対する意識の差である、と思います。そして、この意識の違いは、政治家のスピーチの魅力というものに対する考え方とも共通するものかもしれません。(ブッシュのスピーチの“中身”が魅力的っていってるわけじゃないっすよ) アメリカの大学での講義に関していえば、ライティング Writing というそのものずばり、作文の仕方を教える授業をたくさんの学生が受講しているようです。また、専門レベルの授業でレポートを提出する際にも、スタンダードと言えるライティング関連のテキストブックを紹介されます。ライティングのテキストブックを何種類か古本屋でみつけたので読んでみたのですが、 ・読み手の特定 ・段落構成 ・語彙の選び方 ・句読点の打ち方 ・タイトルのつけ方 ・見直し読みの重要性 といった内容が幅広くカバーされています。すくなくとも僕の知る限りにおいては、日本の大学では、ここまで徹底的な作文教育はやっていません。 こうした教育が有効であるかはさておき、とにもかくにも、自分の考えた内容を上手にプレゼンする、ということを、いかにアメリカ人が重要視しているかがうかがえます。
by oreinUK
| 2006-02-16 12:02
| 英語のはなし
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