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昨日でかけたサルサのパーティでかかっていた、バリー・マニロウの「コパカバーナ」を聞いて、やっぱりこの曲はマツケンサンバに良く似ていると思いました。ネットで検索してみると、マツケンサンバの作曲者の宮川彬良氏が、「マツケンサンバはコパカバーナをイメージした」という発言をしたとかいう話が案の定出てきました。この話がほんとだと仮定すると、
「サンバじゃないのにマツケンサンバはなぜ”サンバ”なのか」 というマツケンサンバの謎があきらかになります。 バリー・マニロウのコパカバーナは、このアルバムの13曲目で試聴できます。マツケンサンバのようなラテン風(not サンバ風)のホーンアレンジが使われていることがよくわかると思います。 「コパカバーナ」の歌詞をみると、こんなフレーズがでてきます。 彼女はローラという名のショーガール 黄色い羽を頭につけ 短く切り上げたドレスを身にまとい メレンゲとチャチャチャを踊る 「メレンゲ」や「チャチャチャ」というキーワードは、マツケンサンバⅡに「コンガ」や「ボンゴ」というサンバには一般的でない楽器が出てくることを連想させます。 さらに、歌詞を見ると、つぎのようなフレーズがでてきます。 コパカバーナ!それは、ハバナの北でもっとも熱い場所 地理に敏感な人は、このフレーズをみて、あれっ、と思うはずです。コパカバーナとは、ブラジルのリオにある有名な海岸で、ハバナはキューバの首都です。つまり、リオのコパカバーナは本来はハバナの南にあるのです。 歌詞全体を読んでみるとわかるのですが、バリー・マニロウの「コパカバーナ」は、ブラジルのことを歌ったものではなく、「コパカバーナ」という名のキャバレーだかダンス・ホールでの物語を歌ったものらしいのです。最近、バリー・マニロウ本人がこの曲をもとにミュージカルを作ったようですが、そのあらすじによると、どうも「コパカバーナ」はニューヨークにあるナイトクラブだということらしい。つまり、「コパカバーナ」はニューヨークやカリブ海地域のサルサ業界に関する曲で、サンバとはなんの関係もない。 以上、まとめると、こんなストーリーなのかな。 1.バリー・マニロウの「コパカバーナ」を宮川氏が気に入る 2.曲のイメージとモチーフをパクる 3.その際、もと曲はサンバものではない、という事実を意図的に無視したか あるいは 「コパカバーナ」というタイトルに引きずられて勘違いをしてしまった ということだと思われます。
by oreinUK
| 2006-04-23 23:13
| 音楽、映画とか
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