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毎週水曜にやってる共同研究者とのミーティングが月曜になったので、やべーよ、という感じで仕事をしながら聞いていたBBCラジオでライブ8の続報。僕の大好きなピンク・フロイドというロックバンドがオリジナルメンバーで復活して来月ロンドンのライブ8で出演するのだそうです。ライブ8は、ちょっとずつ盛り上がってきてる感じがします。
しかし、「音楽は地球を救う」的なのってどうも時代錯誤的で違和感をおぼえます。主催者のボブ・ゲルドフという人の発言が新聞に時々載るのですが、曰く: 「こどもたちは学校なんかに行かずに、(G8サミットの行われる)エディンバラへ向かおう」 だそうです。 ライブ8の元ネタのライブ・エイドは80年代だからこそ、その手のチープで安直な発想自体が資本主義の中でうまく消費されて、おいしいコンテンツになりえたと思うのですが、なぜ今この時代にまた、というのが正直な感想です。本当に何かしなくちゃと思うなら歌なんか歌ってるヒマないだろう、という突っ込みが、イベント自体に対しての盛り上がりを心の中で上回ってしまうのです。 そもそもが、政治だとか社会がらみの音楽で、個人的に面白いと思える音楽は余りないように思います。テーマと自分自身との間にある感情が本当のものである限りにおいて、政治や社会をテーマにしても心にひびく歌は生まれるはずですが、残念ながらこうした音楽の大部分はどうも上滑りやテーマ負けしているような印象を受けます(何が本当の感情か、が難しい話なのだけど)。 誤解をおそれずに書くなら、ジョン・レノンの"Mother"はいつ聴いても胸に響くけど"Imagine"を聴いて世界平和への志を新たにする、なんてことはないです。僕個人の感じ方ですが。
by oreinUK
| 2005-06-13 12:27
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