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by oreinUK
| 2007-06-27 09:25
| 育児
ハービー・ハンコックがユージンにやってきました。レビューは今日の記事の最後に。最近ユージンに来た、ランクの異なる3人のジャズ・ミュージシャンの、コンサート会場の比較をやってみました。
1.ハービー・ハンコック 伝説のミュージシャンの場合。 場所はハルト・センターというコンサートホール。普段はクラシックなどの催し物が多い。おそらくはユージンで一番ステータスの高いホール。中に大ホールと小ホールがあり、ハービーのコンサートは3000人収容の大ホール。日本の各自治体にひとつはある「なんとか福祉会館ホール」とほぼ同じサイズです。3階席まであるらしいけど、当日は2階席までのみ使用でした。チケットは35-50ドル(ハービー・ハンコック)。ウイントン・マルサリスのコンサートはもちろんここ。デイブ・ブルーベックもここ。ハリー・コニック・ジュニアとかピンク・マティーニもここ。彼らの場合「伝説」レベルではないけど、人気があるから、ということなのかな。 2.ジョシュア・レッドマン 一流スターの場合。 シェッド・インスティチュートというホールでライブが行われました。ジャズやワールドミュージック系のコンサートは大抵ここでやります。ジャズ教室のようなものもやっているようです。ホールは中学校の体育館とか教会の講堂くらいのサイズ。2階席あり。チケットは25ドル-40ドル(ジョシュア・レッドマン)。ケニー・バロン、ジェイク・シマブクロはここ。チック・コリアもここ。 3.メイシオ・パーカー カルト・ヒーローの場合。 えーっと、名前忘れた。ダウンタウンのショッピング・アーケードの一角にある劇場でのライブでした。ここではロックのライブとかやってるらしいけど、あんまりよく知りません。映画館くらいのサイズ。1階席のみ。チケットは一律15ドルで座席指定なし(メイシオ・パーカー)。建物の中にはバーがあり、ビールを飲みながら開演を待つことが出来ます。 ハービー・ハンコックのライブのレポートです。編成は、ピアノ、エレキベース、ドラム、ギターのカルテット。ハービーはアコースティックとキーボードを両方やっていました。 今日のライブの一番の驚きは、ギターのお兄さん。アフリカのベナン出身だというこのお兄さんは、4人で演奏しているときは存在感をあまり感じさせない人なのですが、ハービーの紹介に続いてステージ上で一人でギターを弾きだすと、これがスゴイ。舌を打ち鳴らしながら、ヘンな声を絶妙のリズムで奏で、ギターを叩いたり揺らしたりしながら、これまたヘンな音をだすのです。おいおい、宇宙人と交信しているのかよ、という感じのヘンタイ空間が会場いっぱいに広がりました。おそらく、ハービー・ハンコックは、ファンクやジャズに加えてアフリカの伝統的なエッセンスを加えることで新しい方向に進んでいこうとしているのでしょう。このお兄さん、不器用で遠慮がちなところがありながらも、バンドの方向性を決定付ける人物である、というところが、なんだかマイルス・デイビスのバンドに加入直後のジョン・コルトレーンを思わせたりするのでした。 とはいえ、このギターのお兄さんは、やっぱりバンドにうまくはまりこんでいない感じがしているのが少し残念でした。演奏のせいなのか音響のせいなのかギターの音がほとんど聞こえない時間が長く、その結果、バンド全体として音の厚みに欠ける演奏であったように思えました。 #
by oreinUK
| 2007-06-18 08:17
| 音楽、映画とか
なにかにつけ物がよく壊れます。最近では、キッチン用のはさみの取っ手のプラスチックの部分が購入後1週間で割れました。キッチンタイマーに至っては、3回くらい使っただけで壊れました。ちょっと堅くなったアイスクリームにスプーンを突き立てるときには、スプーンが曲がらないように気をつける必要があります。
壊れないけれど、使い勝手が非常によろしくないものは、それこそ無数にあります。パンチ(紙に穴を開ける機械)のゴム製のパッキンがゆるいです。自転車の鍵がカッチリとはまってくれません。胡椒や岩塩のミルはすぐに詰まります。 アメリカで売られている日用的な工業製品の品質が低いのは、アメリカ人が不器用だからだ、というのは正しくありません。なぜなら、これらの日用品は、たいていアメリカ製ではなく、中国やそのほかの国々で作られたものだからです。 たぶん、テキトーなものを発注し、テキトーなものを店頭に並べてしまう売り手の心持ちと、それをテキトーに買ってしまう買い手の態度が問題なのだと思われます。 #
by oreinUK
| 2007-06-16 14:19
| アメリカ生活
こちらでは、企業が積極的に文化活動に対してお金をだしているのをいろんな場面で目にします。日本との大きな違いは、寄付行為に対する税制上の違いがあるのだそうです。しかし、おそらくそれ以上に、そうした企業の活動に対して、企業自身と周囲の受け止め方が違うのではないかと思います。
先日行ったジョシュア・レッドマンのコンサートでは、コンサートが始まる前に、司会者の女の人が、「今回、ジョシュアをユージンに呼ぶことが出来たのは、○○株式会社のご協力があったおかげです。みなさん、感謝の気持ちをこめて拍手をお願いします」と聴衆に呼びかけていました。同様の光景は、クラシックのコンサート、大規模な学生主催のイベントなどで見たことがあります。 つまり、アメリカでは、企業の寄付行為に対して、周囲の人は率直に感謝をあらわすものであり、企業の側も、それを誇りに思う、というのが一般的な姿勢のようなのです。 日本ではアメリカと比べて、寄付行為に対して直接的になんらかの気持ちをあらわすことが企業の側でもその周囲でも少ないように思います。もちろん、広告やテレビコマーシャルでは、「イベント協賛:○○会社」と記されるわけですが、それに対する受け止め方はアメリカほど素直でないように思います。多少うがった言い方をするならば、イベントに企業が協力してお金を出す場合でも、企業の側にはそれが売名行為であるかのような後ろめたさがあり、受け止める側もそのぶん差し引いて企業を賞賛しているかのようです。それゆえ、企業も、寄付行為を行うことに対して、それほど積極的になれない部分があるように思います。 いわずもがな、のことですが、日本であれアメリカであれ、企業が自分の名前でお金を出す場合は、それがある種の売名行為であることは変わりがありません。問題は、その「売名行為」をいかに受け止めるか、ということです。きちんと継続的にお金を出している企業に対しては、日本はもうちょっと社会的に賞賛するような雰囲気があってもいいんじゃないかと思うのです。 #
by oreinUK
| 2007-06-09 00:02
| アメリカ生活
子供番組で小動物に扮してヨーヨー・マとプロレス対決をしたことで有名なジャズミュージシャンのジョシュア・レッドマンが、ユージンにやってきました。
場所はダウンタウンのコンサート・ホール。ジャズ系のミュージシャンが来る時は、たいていここでやります。ユージンにはけっこう大物がやってきます。去年はウィントン・マルサリスとチック・コリアが来て、ここでやっていました。最近はジョン・ピザレリとケニー・バロンが来たらしい。どの場合も一日だけやって、翌日は他の町にいってしまいます。 なかはこんな感じ。コンサートホールというより教会のような造りです。チケットは35ドル。前から8列目くらいの正面。すごくよい席でした。 面子は、テナーサックス、ドラム、ベースで、ピアノが無いトリオ。うわー、ピアノなしのトリオは苦手なんだよなあ、と思って聴き始めたのですが、聞きやすくて、あっという間の1時間半でした。どこかで、ピアノが無いほうが自由だ、というのを読んだことがあるのですが、確かにそのような感じがしました。 曲目はほんとにいろいろで、コルトレーン風の民族的・精神的な曲、ソニー・ロリンズ的に楽しい曲、ファンク、オーソドックスなバラード、などなどです。バラードは、一曲だけでしたが、それ1曲で女の子がくどけそうなくらい(という例えもなんだけど)甘くて最高にうまい演奏でした。ドラムとサックスが、まさに感情と音が直結したような演奏をくりひろげていました。ライブの醍醐味をじっくりあじわうことができました。 ユージンで音楽を聴くと感心するのは、ほんとにお客さんが正直でノリがいい、ということです。はじけたフレーズ、気取ったフレーズ、おどけたフレーズをやるたびに、多くの人が「ひゃっほう!」と声を出すのです。演奏している人は気持ち良いだろうな。 #
by oreinUK
| 2007-06-07 13:42
| 音楽、映画とか
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